なんのこっちゃ?というタイトルだが、そのまんまなのだ。
出張先からの早上がり(時間年休)での帰路、乗りたかったバス(6系統)が目の前を通り過ぎていった。わずかな時間差で乗れなかったのだ。頻繁にバスが走っている区間なら良いが、この炎天下、次のバスまで30分も待つのは苦痛である。
しかし少し離れた位置にあるバス停まで小走りで歩き、別の系統(9系統)のバスにギリギリ乗車することができた。この乗車こそが、今回の肝である。
6系統も9系統も、基本は川西能勢口方面へ向かうバスなのだが、経路が異なる。6系統が猪名川町内の白金・若葉地区を、S字を描くように遠回りな経路を走行する(下図の緑)のに対し、9系統はその区間を短絡的に走行する(下図の赤紫)。そのため、その先にある共通区間(下図の黄)では9⃣バスが6⃣バスを1分ほど先行することになる。バスの運行は時刻表通りには行かないことが当たり前なので、目視できない限り、確実に9⃣バスが6⃣バスを先行しているかは運否天賦なところがある。まぁアプリでバス接近情報が得られるので、わりと安心して乗り継ぎに踏み切れた。
実際に共通区間で9⃣バスを下車し、1分ほど待って6⃣バスに乗ることができた。
このテクニックが使えるのは日中の数回だけである。バスミステリーの題材にぜひ採用していただきたい話である。
さて、私が乗り捨てた9⃣バスは、今度はつつじが丘地区を8の字を描くような経路を走行する(上図の赤紫)。そのため、今度は6⃣バスに遅れて9⃣バスがやってくるということになる。
せっかくだから、この先の共通区間で、6⃣バスを降りて9⃣バスに乗り換えることにする。
今回の運用はhanica定期券を用いている。hanica定期券は額面式で、その額面内であればどこでも利用できるという素晴らしいものなのだが、運用上のルールに『同一停留所にて降車と乗車を同時に行う』ことは禁止されている。これは区間を額面内で区切るように重複乗車する事を防ぐためである。以前、乗り潰しバス旅をしているとき、循環系のルート途中で発車までに時間があり、運転士さんの許可を得て、車外に出たことがあった。そのとき促されるままに下車のタッチをしたのだが、再度乗車しようとタッチしたときアラート音が出た。『同一停留所にて降車と乗車を同時に行う』違反である。まぁ運転士さんも分かっていたのか、コレで気づいたのかは定かではないが、下車時のタッチをスルーすることで対応された。
さて、今回、一度降りた9⃣バスに再び乗車することは可能だろうか。バス停も降・乗車時刻も違うので問題ないと思うが…。
結果、何の問題も無く乗車できた。
乗れなかった6⃣バスに9⃣バスで追いついて6⃣バス乗り、降車後に再び9⃣バスに乗った…これにてタイトル回収である。
ではさらに話を進めて、以下の例はどうであろうか。
9⃣バスは循環の都合上「つつじが丘2丁目」というバス停を2度通る。このバス停で一度下車して、循環してきたバスにhanica定期で乗ることは可能であろうか。つまり「バス停は同じ・降車・乗車の時刻は違う」という例である。
この件は阪急バスに問い合わせてみた。そして『 今回のケースであれば、一度降車された後、巡回を経て同じバスにあらためてご乗車いただくことは可能でございます。』との回答を得た。つまり定期券を悪用した「同一停留所・同時刻の降乗車」のみが禁止されているということだ。
追記 後日、逆ルートで実際にやってみた。また8の字の入り口である「つつじが丘1丁目」で降りて、8の字の出口である「つつじが丘」乗車ということもやってみた。二日とも同じ運転士さんだったので、さぞかし訝しがられたことだろうと思う。