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西日本が一斉に梅雨明けした。観測史上最速の梅雨明けだ。

今年は梅雨前線が消えたり、今週は通勤途中で一度も傘を差さなかったなど空梅雨もようだった。

そして月曜日の日中には猛烈な雨が降って、「あぁ梅雨末期のような雨だなぁ」と思ったが、本当に梅雨の終わりだったとは。

ちなみに近畿地方のこれまでの梅雨明けの最も早い記録は1978年の7/3。

 

近畿地方の平年値(過去30年の平均値)

 梅雨入り 6/6

 梅雨明け 7/19

今年は

 梅雨入り 6/9

 梅雨明け 6/27

 

梅雨明け十日という言葉があるように、しばらく好天が続く予報だ。

また梅雨もようになって、後から梅雨明け日が訂正されることもあるにはあるが…

今年は偏西風ジェットの位置が例年より北にあり、南方の海水温が高いことも相まって、

太平洋高気圧の勢いを弱める要素は少ないとのこと。

つまり戻り梅雨はあまり期待できない、と。

まぁ猛暑は恒例になりつつあるが、水不足(とそれに伴う米の不作)が心配だな。

月に一回のサブスクカーによる買出し。この時期は炭酸水が大量にいるので、今日の目的地は業スーだ。

DSCF5970 ふだんは根菜類などもまとめ買いするのだが、今回は在庫もあり、炭酸水とスナック菓子程度かなぁと思っていたら、店頭にスイカ様が鎮座しておられる。

夏の初めの安い時期に丸々一個買うことが通例だったので、今回もノーシンクで購入。

冷蔵庫のスペースの半分くらいをスイカが占領してしまった。

そして…このブログを書きながら2年前にまるごと買って失敗したことを思い出した。今回のできはどうであろうか?

DSCF5971

DSCF5966職場の方に梅の実をいただいたので、人生初の梅酒造りに挑戦。   

今はネットで分量やらの作り方を調べられるのでホントに便利なもんだ。

この時季、採取した梅の実を使ってする作業を梅仕事というらしい。初めて知った。

ちなみにこの梅の実が採れるこの時期の長雨を梅雨という。

 

帰路に氷砂糖と保存瓶を購入し、帰って即製造。酒は売るほどある安ウィスキーを使うことにした。

梅の実を洗ってへたを取って水気を取る。

あとは氷砂糖と交互に瓶に入れていき、ウィスキーを投入して終了。

梅の実をいただいてからじつにスピーディーに完結したが、飲めるのは早くても半年後とな。

 

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先週、同僚の先生からモンシロチョウの幼虫(以下アオムシ)をいただいた。ご実家が有機農法でキャベツを育てているとのことである。

教材としては時機を逸してしまったが、まぁ教科書に載っているモンシロチョウを育ててみるのも良いかと思い10数匹を引き取った。

 

週明けの虫かご内に異変が。

飼育かご上部のふたに黄色のかたまりがいくつもあり、その近くには必ずアオムシ。

アオムシは黄色のかたまりを守るような形で死んでいるものもいれば、離れようとしているものもいる。しかし文字通りimage 青息吐息である。

あぁやっぱりなぁと思った。アオムシは寄生されていたのだ。

黄色のかたまりは アオムシコマユバチ(以下寄生バチ)のさなぎである。畑にいるときに卵を産み付けられたのであろう。たしかに黒っぽい斑点のある青虫がいるなぁとは思っていたが、それが寄生の印だったとは後から知った。

寄生バチはアオムシの体内でふ化する。アオムシがさなぎにならないように(えさを食べなくなるため)操作しているとのことである。そして寄生バチがある程度成長すると、体内から一斉に出てくる。アオムシから出てきた寄生バチの幼虫はすぐに繭を作る。寄生されたアオムシはその後で死ぬわけだが、傷ついたアオムシには雑菌が繁殖するため、繭にとっては害となる。そこでアオムシを繭から離れるような操作すらしているらしい。もちろん力尽きて繭のまわりで死ぬアオムシもいるわけで、これをみると繭を守っているように見える。 image

 

なかなかにリアルな現場である。

この現実は、チョウの学習をする小学3年生には残酷である。一方で生存をかけた生物の持つ本能であるとか、個体数の維持など生態系のバランスなどを考えられる段階の児童・生徒には格好の教材であろう。今回は6年生の理科担当の先生にお預けしたが、授業で大いに活用されたよし。

 

なおキャベツはアオムシに食害されると、カイロモンという揮発物質を出し、それを嗅ぎつけて寄生バチが集まるという仕組みになっている。アオムシはキャベツにとって天敵、農家さんにとっては害虫で、寄生バチはむしろホワイトナイトといったところだ。

自然界のシステムというのはよくできているものだと感心した。

 

ちなみに4月から育てていたアゲハは、ほとんど卵から育てていたので、寄生はなし。5~6月に一匹を除いてふ化して旅立っていった。

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