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久々に三日月の撮影(左が昨夜で月齢2、右が今夜で月齢3)

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三日月というのは、新月を1日目として3日目の月という意味。そういう意味では左の写真が正しい三日月ということになる。

輝いているのは太陽の光を反射しているからだが、それ以外の部分もうっすらと形が見える程度に見ることができる。これは地球照といって、地球に当たった光が反射して月を照らし、それがまた反射して見えるものだ。日本よりも西にある昼間の地域(角度的に東欧あたりか)に当たった光が、38万キロ離れた月との間を往復して、今見えているということだ。

夕方、西の空に明るく見える星が2つ。惑星の木星と土星である。

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2020.12.20撮影

この2つの星が日に日に近づいていき、21日には視野角0.1度まで接近した。

久々に望遠鏡を取り出し、アダプターを付けてカメラで撮影してみた。

天体撮影の場合、露出(絞りやシャッター速度)はマニュアル、ピント合わせは望遠鏡側で行う。

ピント合わせやシャッターを押すだけで望遠鏡が揺れるので、10秒のセルフタイマーを用いて撮影した。

天体望遠鏡で撮影…というと、imageこんな感じを想像すると思うが、

素人が買える望遠鏡では、下の写真程度である。

☆P5200357 telescope2080 ☆P5200345
何とか土星の形が見える?   ガリレオ衛星を写すと木星は露出オーバーとなる

 

撮影をしているうちに、西の稜線へ没していったので、上弦の月も撮影。

月P5200364

こちらは惑星と違って、大きく明るいので撮影は楽である。

ちなみに月の直径は地球の1/4、木星は地球の10倍で、40倍の差があるのだが、距離が圧倒的に違うため、見た目の大きさはご覧の通りである。

上弦の月は、横から光の当たるのでクレーターの凹凸が分かりやすい。

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東に日の出 朝焼けの美しい朝であった。 西に虹、時刻は6時半

最近夜明けが遅いので、日の出や朝焼けの撮影がはかどる(寒いけど)。

快晴よりある程度の雲が出ていないと、映えないものである。

この日も雨の後、雲が残っていたが、朝日を反射して美しい朝焼けとなった。そして西の空には虹。

塩について学びに赤穂市立海洋科学館〔http://www.ako-kaiyo.jp/〕に行ってきた。

入館料200円、これに塩づくり体験も含まれている。塩づくりと言っても、流下式塩田で採取した鹹水(かん水:塩分濃度の高い水)を煮つめるのみであるが、これだけでもそこそこ楽しめるし、作った塩やこの施設で作った自然塩のお土産がつく。

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塩づくり体験棟と
海洋科学館
高速でかき混ぜています お土産塩(粗塩)と
作った塩

さて、以下は塩についてのお話である。時間があればおつきあいくだされ。

 

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image愛用していたアクションカメラFirefly8seが撮影中に急逝したため、4Kアクションカメラを買ってみた。Crosstour社CT9500(2020改)である。タイムセール&ネットショップのアマ券を利用したので、6400円ほどで購入。

届いて早速、入道雲の成長を撮影しようと思って、夕方タイムラプス設定で撮影を始めたら…天気が急変。1時間という時間で、積乱雲湧き立つ青空から一転にわかに掻き曇り、稲妻まで映る動画が撮れました。

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https://youtu.be/egPbQIS1sUE

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月齢は14、明日の14時頃が真の満月(望)であるが、見た目はほぼ円である。

月が赤く輝いて見えた。この日は午後から周辺で局地的な雨が降り、空気中に小さな水滴が残っていたためだろうか。

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午後9時撮影:月の色は白色に戻っている。月の右にある明るい星は木星である。

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同夜午前0時半撮影:月はさらに西へ移動。月の左にある明るい星は火星である。

真夏の夕方、発達した積乱雲(入道雲)は高さが10000mにも及ぶ。よって地表は日暮れを迎えていても、空高くある積乱雲は残照を浴びて光り輝くことになる。光は横から射すため大気圏を長く通過する。その影響でこのときの光は、波長の短い青色系は散乱してしまい、波長の長い赤色系が多く残る。このために夕映えはオレンジ色となるのである。

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DCIM\100GOPRO\GS__0131.JPG

360度カメラで撮影した画像を下に載せているので、是非ご覧あれ。

http://www.ma-2.com/1/MANATUNOKUMO2/index.html

一昨年あたりから家飲みのビールを控え、ハイボールに移行してきた。

その際に炭酸水が必要になり、買い物ごとに2~3本の炭酸水ボトル(1リットル)を購入してきた。価格としては業務スーパーで60円足らずで買えるので負担ではないのだが、とにかく重い。そして大量のペットボトルゴミが生じる。

そこで3月に炭酸水メーカーを購入してみた。毎回炭酸のカートリッジを消費するので、採算性としてはギリギリ、若干高めと言ったところだが、プラゴミが出ないとか買い物が楽になるという利便性とのトレードオフである。

さて購入したのは「ツイスパソーダ」という商品で、まぁ安物である。どんなに頑張っても炭酸の強度は弱く、作りたてでも微炭酸、ちょっと置いとくと、これは炭酸なのか?というレベルにまで下がる。

夏場になって、この現象が顕著になってきた。

image表は二酸化炭素の溶解度である。炭酸をつくる元である二酸化炭素は気体であり、一般に気体の溶解度は、水温が上がるほど下がっていく。つまり溶けにくくなるのである。そりゃ炭酸が弱くなるというものだ。

そこで最近は炭酸水を作るさい、氷水を使うようにしている。今までより若干だが、ピリッとした炭酸水ができるようになった。塞翁が馬である。

ちなみに二酸化炭素はドライアイスとしても我々の生活にかかわりが深い物質である。

ナス科の野菜3点セットを中心に作ってみた。

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大阪平野から西を見ると、六甲山が見える。その六甲山の手前に「兜を伏せたような」小山を見ることができる。この特徴的な山が甲山である。火山のように見えるが…

この山は、この場所で噴火によってできた火山ではなく、「地下深くで」花崗岩の中を貫入してきた溶岩(安山岩質マグマ)が冷え固まったものである。この貫入岩塊が、六甲山ができる原因となった六甲変動という隆起の中で周囲の花崗岩とともに高さを増していった。そして隆起の過程で、風化しやすい周囲の花崗岩が崩れ去り、取りのぞかれて行く中で、硬さを保ち残ったものなのである。

例えるなら、地下深くで眠っていたのに、持ち上げられ、布団を剥がされたという感じだ。

201404G2-021b 神戸の自然シリーズ
「六甲山はどうしてできたか」よりimage

宝塚市雲雀丘山手から撮影

甲山周辺の地質断面図

 

山頂まで上ってみると、頂上部は広場のように広く平らである。太古の昔に、我々の窺い知ることのできない深い地下で、今の山頂部に当たる地点で溶岩の貫入が止まったかと思うと、なんとも不思議な感じがする。

DSC_5158子どもたちが小さい頃

P5200085b

山頂部にて 2006.04

南にある北山ダム側から撮影 2020.04

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