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先週、同僚の先生からモンシロチョウの幼虫(以下アオムシ)をいただいた。ご実家が有機農法でキャベツを育てているとのことである。

教材としては時機を逸してしまったが、まぁ教科書に載っているモンシロチョウを育ててみるのも良いかと思い10数匹を引き取った。

 

週明けの虫かご内に異変が。

飼育かご上部のふたに黄色のかたまりがいくつもあり、その近くには必ずアオムシ。

アオムシは黄色のかたまりを守るような形で死んでいるものもいれば、離れようとしているものもいる。しかし文字通りimage 青息吐息である。

あぁやっぱりなぁと思った。アオムシは寄生されていたのだ。

黄色のかたまりは アオムシコマユバチ(以下寄生バチ)のさなぎである。畑にいるときに卵を産み付けられたのであろう。たしかに黒っぽい斑点のある青虫がいるなぁとは思っていたが、それが寄生の印だったとは後から知った。

寄生バチはアオムシの体内でふ化する。アオムシがさなぎにならないように(えさを食べなくなるため)操作しているとのことである。そして寄生バチがある程度成長すると、体内から一斉に出てくる。アオムシから出てきた寄生バチの幼虫はすぐに繭を作る。寄生されたアオムシはその後で死ぬわけだが、傷ついたアオムシには雑菌が繁殖するため、繭にとっては害となる。そこでアオムシを繭から離れるような操作すらしているらしい。もちろん力尽きて繭のまわりで死ぬアオムシもいるわけで、これをみると繭を守っているように見える。 image

 

なかなかにリアルな現場である。

この現実は、チョウの学習をする小学3年生には残酷である。一方で生存をかけた生物の持つ本能であるとか、個体数の維持など生態系のバランスなどを考えられる段階の児童・生徒には格好の教材であろう。今回は6年生の理科担当の先生にお預けしたが、授業で大いに活用されたよし。

 

なおキャベツはアオムシに食害されると、カイロモンという揮発物質を出し、それを嗅ぎつけて寄生バチが集まるという仕組みになっている。アオムシはキャベツにとって天敵、農家さんにとっては害虫で、寄生バチはむしろホワイトナイトといったところだ。

自然界のシステムというのはよくできているものだと感心した。

 

ちなみに4月から育てていたアゲハは、ほとんど卵から育てていたので、寄生はなし。5~6月に一匹を除いてふ化して旅立っていった。

タイムCIMG3887ズカーで日産ノート(e-Power)に初乗車。

エンジンで発電し電気で走るシリーズハイブリッドというクルマだ。

電気自動車としては、時間のかかる充電が不要(普通にガソリン給油)で、クルマの中で発電するので発電所からの送電ロスが生じないというメリットがある。

乗り心地は電気自動車らしい心地よい加速感が楽しめる。そして標準のエコモードだと、アクセルペダルから右足を離すと強めの回生ブレーキが作動し、ほぼブレーキペダル不要で走行できるという点も面白かった。

 

 DSCF5937このクルマでコーナンへ買出し。自宅レイアウトの部材とともに購入したのが山椒の木。

山椒はアゲハの食草として購入した。実がなるタイプなのであわよくば新鮮なコショウを楽しめるかもという目論見もある。

植物の生育は小学生以来であり、苗木から育てるというのは人生初である。

 

さて、なぜにアゲハの食草がいるかというと、この4月から小学校の教員として勤めはじめたからだ。数年前から小学校理科専科の教員としての転勤希望を出していたのがこの4月に叶った。定年までの数年間、理科の指導だけに集中できる環境となった。これも人生初と言える。

夏らしい暑く晴れた日。海を見に行くことにする。目的地は西宮浜。

いつものように川西能勢口から尼崎へ。阪神の国道バスに乗り換える。阪神バスに2台しかない先進の電気バスだった。

JR西宮駅で乗り換え。南に進み西宮大橋を越えると人工島・西宮浜である。

南端のヨットハーバー前で下車。近くのコープで水分を購入。ちなみにこの日は家からピザサンドを作ってきているので、昼食は買わずにすんだ。

新西宮ヨットハーバーは西日本最大級のヨットハーバーとのこと。センターハウスには堀江謙一氏のマーメイド号が展示されている。

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新西宮ヨットハーバーセンターハウス

新西宮ヨットハーバー全景(HPより)

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マーメイド号    

ヨットハーバー沿いに西の端までみて、西宮マリナパークシティ内にある西宮市貝類館へ。小さな施設だが、貝類(というか軟体動物)について展示があり学習できる。学芸員さんがいたので、40年以上疑問だった海沿いの岩石に穿たれた無数の穴について質問してみた。下右写真のように貝類が岩石を少しずつ穿って拡げてできるらしい。

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西宮市貝類館 ここにもマーメイド号が 貝類の生態模型

 

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西宮浜の緑地帯で昼食 西端から見えるこの建物は「芦屋ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」  

その後、阪神甲子園駅へ出て、国道バスで尼崎、そして川西へと帰路についた。

ナス科の野菜3点セットを中心に作ってみた。

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フジの花 201905

| ドローン, 理科, 生物 |

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【動画】https://youtu.be/eTaZ1aBwal0

通勤でたまに使用する間道に小さな池があり、例年この時期フジの花が咲いている。出勤前に撮影してみた。

フジはマメ科の植物で、つる性で樹木に絡みついて成長する。

ナスカ

| 家庭科, 生活, 生物 |

ナスカと言えば南米ペルー、地上絵で有名ですが…

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本日の夕食の夏野菜:ナスにトマト、そしてジャガイモ

これは全て「ナス科」です。

早朝からのテスト作りが一段落したので、相棒殿とお出かけ。

花菖蒲を見に大阪の城北公園へ。宝塚の自宅から1時間足らず。しかし駐車場探しにけっこう手間取った。スマホの駐車場検索アプリがなかったらあきらめていたかもしれん。

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咲き始めアジサイも可憐で美しい。

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城北公園は「城北公園フェア」中で屋台がたくさん出ていた。

相棒殿はフルーツを閉じ込めた氷を使ったかき氷、私は山田牧場の豚串&ソーセージ。

無農薬で育てた豚を使った豚串が700円ながらけっこうガツン!とくるボリュームだ。買ってすぐ脇で立ち食い。塩こしょうのみの味付けがまた肉のうまみを引き出している。

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この日一番の収穫はこの豚串であった。花より団子とは良くいったものだ。

このあと、コンビニでアイスコーヒー、力餅の店舗もあったのでおはぎも買い食い。

こういう休日の過ごし方もまた良し。

人は両目で見ることでモノを立体的に捉えている。立体視カメラはその仕組みを再現するために左右2つのレンズで同時に撮影できるようになっている。

タカラトミーから発売されていた立体視カメラがamazonで10P530025800円で売っていたので買ってみた。

22万画素相当の画像(黎明期のデジカメ程度)、固定焦点・固定露出(写るんです方式)、背面モニタやストロボも無し。

両眼で撮って、ひとつの画像にまとめて、SDカードに保存するだけというシンプルなカメラだ。本体以外にプリントした画像を手軽に立体視するための紙製のビュアーが2つ付いている。

↓↓↓↓↓ モニタの倍率を調整してご覧下され ↓↓↓↓↓image

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2ヶ月以上前に箱買いして、残っていたジャガイモから芽が出ていた。

ジャガイモやサトイモは「茎」にあたる部分が食用部であり、サツマイモは「根」にあたる部分、タマネギやユリは「葉」にあたる部分が食用部である。

NHKの教育用コンテンツで、サツマイモが生長する過程のものがある。

http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005401311_00000&p=box

以前の記事「放置サツマイモから芽が出た」も参照されたし。

https://www.ma-2.com/blog1/?p=2502

連休最終日、買い出し先で見つけた丸のままのハマチ。

捌いたことはないが、250円なら失敗してもあきらめられる金額だ。

ということでチャレンジ!

P5060278サイズは想像して下され。重量は700g。

imageこんな値段では漁師もハマチも浮かばれませんなぁ…

で、家に帰って、ネット動画で捌き方を学んで、にわか調理師誕生!

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で、次の写真が

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刺身予定が切り落とし集の出来上がり。

ムリだった。頭を落とすまでは何とかできたのだが、中骨に包丁を入れることすらママならず、3枚におろせなかった。ザク⇒刺身なんてとうてい無理ムリ。

ということで作戦変更。

もう場当たり的に背骨から身を切り離すことに。

切り離した身から皮を剥ぎ、可能な限り小骨を取り除き、小皿一枚分の切り落としを集めることに成功。200gくらいか?

残りのあらを赤だしにでも入れれば大名汁になったろうが、戦意喪失ですわ。ケガしなかっただけ良しとしよう。

これまで、各種カニ・生きた車エビ・イカ・殻つき牡蠣などと格闘してきたが、敗北感一番という今回のチャレンジだった。

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