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12:20 須走5合出発201307XZ-009

この日は天気が悪く、小雨が降っていたので、レインウェアを着込んでの出発である。富士山保全協力金の試行が始まっていたが、悪天のため「本日中止」とのこと。一人1000円としたら4000円。シャトルバス代といい、覚悟していた出費が抑えられてラッキーである。その分、上の山小屋でお金を落とすことにしようと思う。

ちなみにこの協力金との引き替えにバッジがもらえるのだが、それがヤフオクで高騰、20000円越えで落札されていた。サクラ入札かも知れないが、もしかして機会損失したのか???201307XZ-012

登山道に入ってすぐに古御岳神社(こみたけじんじゃ)。全員の無事と登頂をお祈りする。

 

201307XZ-026登りはじめは樹林の中。

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溶岩流の跡は高い木が少なく、風を強く感じる。

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14:35 新6合目「長田山荘」到着tue8

コースタイムは1時間、ガイドブックの標準タイムが2時間だから、小雨と風の中をほぼ標準タイム通りに歩いたことになる。

強い日差しや強烈な登りではないことが幸いしたのかも知れない。

ここで大休憩。山小屋に入りしるこやおでんなどを注文する。この山小屋には乾燥室があり、ぬれたレインウェアや手袋などを乾かすことができたのは嬉しかった。

201307XZ-042201307XZ-041b大粒の雨と日差し、このあと天気は快方に向かう。

 

 

 

15:30 新6合目出発

だんだんと背の高い木が少なくなってきた。そのせいか、天候の変化か、風が強く感じられるようになった。

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16:20 本6合目「瀬戸館」到着tue7

201307XZ-068この区間もほぼ標準タイム通り。コースタイムで言うと約2倍。

後で聞くと相棒さんは「しんどかった。けど目標がすぐだったから登れた」とのこと。

 

 

さて、今回の宿泊先:瀬戸館は、不人気・須走ルートの、さらに需要の少ない低位置(2680m)にある山小屋である。5月に予約を入れ、7月初旬に日程変更をした際、変更元の日付を言っただけで「あぁ○○さん」と特定されたので、その時点でうち以外は予約がなかったのだろう。1年前から予約を入れないといけないと言われる吉田ルートとは雲泥の差である。そしてこの日、実際に宿泊したのも、うちの家族4人と雑誌の取材グループ3人だけだった。ものすごい穴場だ。

瀬戸館は201307XZ-076

・二食付き7500円・週末は+1000円(標準的)

・宿泊者のトイレ・焼き印無料

・夕食のカレーやごはん・ミネラルウォーターなど無料

・この日は夕食・朝食の際、手作りのナスの煮物などを振る舞ってくれた。

・寝床は蚕棚風で一人部屋があるのが特徴

201307XZ-072この日は空いているとのことで、上下の4人部屋を割り当てられ、一人で2人分を使う贅沢使用となった。手足を伸ばしたり寝返りを打ったりしても平気である。

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天気は徐々に良くなってきて、青空も覗くようになってきた。が昨年のような影富士が見えるわけでもなかったので、早々に寝ることにした。夜中、外にあるトイレに出たが、夜間登山で登ってくる若者のグループが小屋前で休憩をしていた。一緒になって星を眺めていたら流れ星が見えた。「おっ」と思わず声を出したら、若者の一人も気づいたのか「今流れましたよね」と同意を求めてきた。こういう地味な出会いというのも乙なものである。

一日目終了

さて、今回の富士登山のルートは須走ルートである。

前回の高山病体験を経て、今回は低い山小屋で一泊・翌日登頂というプランを考えた。

ルートとしては激混み・吉田ルートは避けたかった。

今となっては世界遺産登録の影響で登山客が殺到らしく論外である。

御殿場ルートは低い位置に山小屋がないし、そもそも家族で利用するルートではない。

富士宮ルートは練習登山も含め、2度体験している…。

消去法的に須走ルートルートが浮上した。また子どもたちが砂走りをもう一度体験したいと言っていたのも須走ルートに決定する要因となった。

ということで須走ルート本6合目の「瀬戸館」に五月中旬に予約を入れた。

ちなみに須走ルートの特徴は、

・6合目あたりまでは樹林地帯を歩く唯一のルートである

・スタート地点(5合目)が標高1980mと低く、距離も長いため人気がなく(利用者14%)、空いている。

・下りは砂走りの区間がある。

・本8合目で吉田ルートに合流するので、時間帯によっては渋滞する。

今回は標高の低い本6合目(2630m)で宿泊するので、寝ている間の高山病を避けることにした。またご来光も山小屋で見てから出発することで、吉田ルート合流後の渋滞を避けることにした。

ルート1

さて、御殿場ICに9時前に到着、須走ルートのシャトルバス乗り場を目指したが、5合目に向かう「ふじあざみライン」に直接入れてしまった。「ふじあざみライン」の規制は昨年よりも緩くなっていたのだが、調査不足であった。言い訳をするようだが、旅行前日まで39.3度の発熱を伴う風邪を引いていて、前日まで旅行を中止するか悩んでいた状態だったのだ。まぁそれまでに調べられなかったわけではないので本当に言い訳なのだが。10時に5合目の無料駐車場にも無事駐車できた。ちなみに宝塚からの距離は440km。

車で5合目まで入ることができたのは、荷物や時間短縮のこと・シャトルバス代201307XZ-003のことを考えると本当に嬉しい誤算であった。

駐車場から5合目のお土産や通りに向かう途中ではシカのお出迎えがあった。

お土産屋で昼食・金剛杖を買う。

5合目の焼き印には早速「世界文化遺産」の文字がある。

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富士登山1 行程

| 家族, 旅行 |

富士山一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿

というらしい。一度登れば十分な山ということだろうか。

 

昨年は家族で8合目まで登った。その後、高山病の家族を残して私一人登頂した。

家族旅行としては十分かと思っていたが、上娘はどうも悔しかったらしく、もう一度行きたいという。

ということで、今年はリベンジの富士登山である。

7/29(月) 早朝出発。毎度の新名神+第2東名で御殿場ICへ。須走ルートで登山開始。本6合目・瀬戸館泊。

7/30(火)家族全員で登頂、さらにお鉢巡りもして、下山。御殿場のビジネスホテル泊。

7/31(水)富士「樹空の森」見学、帰路につく。

 

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出発前の大まかな行程表である。まぁこの通りに行ったかどうか,このあとをごらんあれ。

登山の予定を組むとき、パンフレットにあるコースタイムより、雑誌に載っている標準タイムの方が現実的である。うちはさらに標準タイムの1.5倍以上の時間を取っている(ただし山小屋での休憩も含んでだが)。標準タイムよりさらに多めに取っているわけだ。

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そして持ち物チェックリストである。実はたいへんなものがチェックされていないのだが…。おわかりになるだろうか。

OH!WOO!!創刊壱万日事業の一環として、万善に行ってきた。万善とは職場のある猪名川町の地名である。毎日職場の往復で通っている場所であり、校区でもある場所だ。道の駅があり、猪名川町随一の観光地・屏風岩もある。

珍しく何も予定のない休日、気温も上がりお出かけ日和だったこと、以前から屏風岩については調べてみたかったこと、相棒さんが万善にある喫茶店の噂を聞いて行ってみたいと言っていたことなど、条件が揃ったので、急遽昼から出かけることにした。

宝塚の自宅から30分ほどで到着。ちなみに交差点名は万善だが、バス停名は「川床口」である。「万善」バス停は600mほど北にあるので、お出かけの際は要注意だ。ちなみにその「万善」バス停前の鶏屋さんが夏の恒例・ビール宴会の時に買ってくる地鶏焼き鳥の店である。

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201305G2-010普段の通勤時には開いていない道の駅だが、さすがに好天の日曜日、駐車場も車がひしめき、賑わっている。花衣ブランドの地酒やイノシシ肉入りはるさめなどの特産物を眺めた後、ジェラードを買って食べる。ここのジェラードは3年前に娘2人を連れてきたとき好評だったものだ。今回もダブル380円を2つ頼んだが結構な大盛りである。しかもおまけで違うフレーバーのものもひとさじ付けてくれる。店の横にあるベンチに腰掛けて食べる。雲一つ無い青空・畑のにおいがしてツバメが行き交う。なんとも悠長な時間である。

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右は猪名川町のマスコットキャラクター・いなぼうだ。

2012年ゆるキャラグランプリでは308位という微妙なポジション。

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道の駅には「そばの館」もあり、ここでは十割そばが味わえる他、そば打ち体験もできる。

さて、本日の第二目的地は、道の駅から「万善」交差点を渡った先にある「Cafe Manna」。

ちなみに猪名川町役場の近くには「まんか旅館」というおそばが有名な旅館もある。「万善」、「manna」、「まんか」と猪名川町は「まん」づくしである。

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ここのカプチーノは

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こんな風に細工が施されて出てくるのがウリらしい。

まぁ砂糖も入れずに飲んでいくと形も崩れず…

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最後に家族を置いて1人屏風岩へ出かける。

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凝灰岩質泥岩の岩山が、猪名川の侵食に耐えて屹立している。201305G2-038

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登り口があったので登ってみた。木々が生い茂り、川面はほとんど見えないが、川遊びをしていた人たちの声が近づき、しばらくすると真下に聞こえるようになったので、ほぼ川に沿って登ったのだろうと思う。途中に赤い鳥居の並ぶ祠があった。お稲荷さんだろうか。

さらに登ると屏風岩の裏手に建つ今井病院の敷地に出る。ここからも川に近づく野道を行ったのだが、途中から藪となり、おそらく崖上になるはずなので、引き返した。

約1時間の散歩であった。

万善滞在時間、やく2時間。1万秒(2時間46分40秒)だと良かったのだが。

リア充! その3

| 写真関連, 旅行, 鉄道 |

春休み‥‥も基本は出勤なのだが、年度末に一日代休を取っていたので、お出かけ。

今回は京都・嵐山1dayパスで右京方面へ。

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フリー区間は阪急全線・京福(嵐電)全線、嵐山周辺の京都バスである。

今回も有名だけど行ったことがない社寺仏閣と鉄道写真のコンボである。P4070027

今回の撮影はシンプルさをテーマに、カメラ1台、レンズ2台のみ。

マイクロフォーサーズ機であるDMC-G2に、標準ズームである14-42(35mm換算28-84)mmレンズと、Pentaxのオールドレンズ100(35mm換算200)mmのペアである。

 

嵐山駅から京都バスに乗り、まずは大覚寺へ。94w01-0016

WOOの取材で1994年秋に大沢の池へ行ったことは間違いないのだが(右写真)、大覚寺に入った記憶がないので訪問することにした。

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やたら広い境内。3月末とはいえ天気が悪く足から冷える。

冷えた身体に追い打ちをかけるように時雨がふる。

今回は荷物をシンプルにしたため折りたたみ傘も無く、バス停までの歩きは手ぬぐいを頭から羽織って対応。

 

バスで京福嵐山へ戻り、駅の足湯に浸かって身体を温める。

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次は嵐電で北野白梅町まで行き、北野天満宮へ。今年上娘が受験生になるので、お守りを買う。

‥‥私が受験の時、両親がお正月に北野天満宮に行ってお守りを買ってきてくれたことを思い出す。

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モモの花がきれいに咲いていた。北野天満宮といえばウメだろうが、見頃を過ぎたのか梅園は閉まっていた。

 

つぎに龍安寺。石庭で有名なお寺である。

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この石庭には15の石が配置されているが、一カ所からは15の石全てが見えないよう絶妙に配置されている。

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方丈の北側には、「吾、只、足るを、知る」のつくばいがある。つくばいを模した栓抜きがあったので自分の土産として買う(右写真)。

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サクラはまだ五分咲き。時雨で花びらが濡れ、半逆光が美しい。

 

桜のトンネルで有名な鳴滝-宇多野間で走行写真の撮影。

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続いて広隆寺。弥勒菩薩像など多くの国宝・重要文化財が霊宝館に納められている(撮影不可なのは残念)

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最後に嵐電の路面区間の撮影を山之内~嵐電天神川間で行う。

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このあと、嵐電の西院(さい)から阪急の西院(さいいん)へ歩く。

阪急で石橋へ戻り学年の飲み会に参加。

充実した一日であった。

リア充! その2

| WOO, 写真関連, 旅行, 鉄道 |

二日目

WOOの取材で、「うどん博物館」・伏見酒蔵巡り・「おでんde電車」もりだくさんである。

 

まずは取材合流前に、阪急嵐山線の6300系改造車を松尾駅付近にて撮影。

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河原町駅に停車中の6300系「京とれいん」

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WOOのみなさんと京都・四条で合流してまずは「うどん博物館」

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まぁ、博物館と名乗ってはいるが、資料は乏しく、実体はうどん屋。

しかし日本各地のうどんを選んで食べられるシステムはなかなか秀逸。

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次に京阪で中書島に移動して、酒蔵巡り。

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まずは月桂冠大倉記念館。資料館としてもなかなか良く入館料の300円もお土産のカップ酒と同値。納得できる。20130223_se-014

源泉掛け流しの清酒も飲める…などと軽口を叩きながらの見学。→

(実際は原料である伏見の水)

 

 

20130223_se-019つづいて酒蔵カフェで清酒の飲み比べ。20130223_se-022

人数が多いといろいろ注文できて良い。

下 スィーツ(藁)もイケる。

酒饅頭、清酒かけアイス、ほかに酒粕カステラなど

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つぎに黄桜資料館「カッパカントリー」

意外なほどカッパの資料が立派だった。遠い昔、岩手の遠野でカッパ淵を訪れたり、カッパの民芸品を買ったことを思い出す。

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WOOのスタッフがハマったのが、歴代の黄桜のCM集VTR。座り込んですべて見た。20130223_se-027

その間にも売店で地ビールを買って飲んだり…。→

 

 

20130223_se-030_thumb20130223_se-031_thumb寺田屋をみたりして伏見桃山駅へ移動。

酒房・小売「油長」

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ひたすら飲み続ける取材はまだ続く。

ここでは1年で2週間しかないという酒元秘蔵の生原酒(熱加工していない・加水もしていない賞味期限が極端に短い酒)を飲むことが出来る。

おちょこ3つ(それぞれ300円~500円)と付け出し200円というシステムである。

 

そして大津へ移動。本日のメインイベント「おでんde電車」に乗車する。

 

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浜大津を中心に、坂本と石山寺を往復する100分間の旅である。おでんや弁当、飲み物3種がついて3000円はなかなか。

あっという間に2度目の浜大津に到着してしまう。

その後、京阪山科まで移動してJRで大阪へ。最後にカラオケに行って解散。

 

以上、我ながらなかなか「充」って感じの二日間であった。

リア充! その1

| 写真関連, 旅行, 鉄道 |

仕事が一段落し、宿泊行事の代休を得ることが出来た。土日を入れて3連休である。

そこで、一日は京阪沿線に個人旅行、もう一日はWOOの取材旅行と二日続けて出かけてきた。

家族には「このリア充め!」と、うらやまし(?)がられた。

 

一日目

京阪のフリー乗車券を使い、伏見稲荷と引退間際の3000系特急の撮影。

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駅のホーム端からの撮影ながら、ひさびさにロケハンしながら撮影した。と言っても駅撮りだが。

私は基本的には、走行中の車両を付近の風景と一緒に撮るスタイルなのだが、今回は車両が目的であることと、市街地で引いての撮影が出来ないことから、駅撮りとなった。どうも勝手が違う。

また伏見稲荷にも行きたかったので、京都寄りでの撮影となったが、編成写真を撮るなら大阪寄りの複々線区間の方が良かったかな…。

 

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伏見稲荷。いわずとしれた全国の稲荷神社の総本宮である。

実は生まれて初めての訪問である。

京阪沿線はどうしても行きにくく、こんなメジャーな観光地でも行ってなかったりする。

伏見桃山城跡に行ったのも数年前だし。

 

さて、何といっても有名なのは千本鳥居。もうびっしりと生えているって感じに鳥居が並ぶ。

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そしてスズメやウズラの丸焼きも有名。写真はスズメ500円也。一生に一度と思って買ってみたが、たれの味しかしない。小さい。二口で食べてしまった。

 

これ以外にもフリー乗車券にスタンプラリーの台紙がついていたので、対象の6駅で乗り降りしてスタンプとシールをもらった。

普段はコノ手のイベントは、面倒だし旅の目的から外れるような気がしてやらないのだが…。

電車のシールが欲しかったのだろうか…?自分でも分からない動機付けが隠れているのだろう。

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___[朝の散歩 少しの間だけ妙高山が赤く照らされた]

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___[出発まで1時間あまり 雪遊び]

 

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___[放置しておくと危ないので、作ったかまくらをつぶす]

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ペンションを出発後、温泉施設に立ち寄り身体を温める。その後、妙高高原駅へ移動してお土産購入。ここでチェーンを外す。

そして野尻湖に移動して博物館を見学し、昼食を取って、信濃町ICから高速に乗る。まぁここまでは非常に順調だった。

 

しかし予報よりも早く天気が崩れはじめ、長野道あたりから雪が降り始める。そして中央道に入る前からチェーン規制がでる。みどり湖PAで再びチェーンを着ける。チェーンの制限で50キロ程度しかスピードが出せないのだが、まわりの車はみなスタッドレスタイヤなのだろう、雪のないトンネル内はばんばん飛ばしているので、左端に寄ってなるべく邪魔にならないように走る。

中央道に入るとさらに雪が増える。チェーンの凸凹が吸収されるのか、むしろ走りやすくなった。まわりの車も車速を落とし、50キロ程度が普通になる。

 

さて、中央道のチェーン規制は、恵那山トンネルを抜けた中津川ICまで続く。日本で5番目に長い8.5kmもあるトンネルをチェーンを着けて走るのは苦痛だなぁ、と思っていたら、トンネル前でチェーンを外す指示が出る。雪の量もかなり減っていたので、指示が無くても外して走ろうかと思っていたのでちょうど良かった‥‥。

と思ったら恵那山トンネルを抜けたところで、再びチェーンを着けるように指示が。しかしトンネルを抜けた側には雪はないのだが‥‥。先の指示はチェーンでトンネルの路面を痛めさせたくない、という思惑なのか。仕方なしにみぞれの中で2度目のチェーン装着。しかし、これは全く無意味だった。このあとはどんどん標高が下り、ついに路肩にさえ雪が無い状態に。夜が更けてくると凍結の恐れがあるということで早めのチェーン規制だったのだろうが、もうすこし弾力的に運用していただきたいものだ。

まぁトンネル出口のチェックは自己申告っぽかったので、スタッドレスだと言えば良かったのかもしれん。

そんなこんなで予定よりもかなり遅くなった。養老SAで夕食、秦荘PAで仮眠も取る。0時を回ると高速料金がさらに安くなるので、最後は桂川PAで時間調整をして、0時過ぎに帰宅。

2日間の走行距離1000km。

この冬は「かまくら」を作りに行ってきた。相棒「かいわれ」さんのかねてよりのリクエストである。

当初は前後夜行バスの4泊5日(実質3日)のツアーを申し込んでいたのだが、留守番となる「かんちゃ」の世話がどうにもならず、出発3日前にキャンセル。かわりに車で1泊2日で行くことになった。

行き先は雪の量が多いところ、つまり日本海側の豪雪地帯ということが条件になる。

事前に何カ所かの候補地に電話し、「かまくら」を作るほどの雪があるか、場所があるかを確認した。その結果、新潟県の妙高高原、赤倉温泉スキー場から少し離れた別荘地のペンションに決定した。

朝の5時過ぎに出発。6時までに高速に入ると料金が安くなるのである(ちなみに4時前だともっと安くなる)。201212XZ-033

名神、中央道と通る。恵那山トンネルを抜けて伊那路に入るあたりから路肩に雪が見えるが、まったく路面は問題なし。姨捨SAで昼食後も長野道・上越道と順調に走り、昼過ぎに妙高高原ICに到着。

インターを出てすぐのチェーン着脱場でこの旅行のために買い換えたチェーンを着ける。上娘「まっちゃ」も前日にDVDで予習していたので、一緒に作業した。

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ICから10分ほどでペンションに到着。早めのチェックイン。事前に「かまくら」を作りたい旨を連絡しておいたので、スコップを借り、ペンション前の空き地を紹介してもらった。

2時過ぎから作業開始。

201212XZ-043___[まず空き地へのアプローチ作り]

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___[雪をどんどんと積み上げていく]

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___[3時過ぎに陽が傾いてきた頃、横穴を開け始める]

 

かまくら

201212XZ-073___[横穴から掘り下げて拡げていく。4時過ぎに完成!]

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___[夜の散歩 満月の明かりで仄明るく歩きやすかった]

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壊れかけの‥‥というか使用不能のナビの続きです。

android端末をナビ代わりに使用することにしました。色々と部材を仕入れ、アプリを入れ、運用しかけました。

 

従来のナビはバックモニタとしての役割があります。

ところが‥‥

先日、未修理で戻ってきたナビをディーラーに着けてもらったのですが‥‥

バックモニタ表示の際、「このナビを新しい車に付け替えましたか? はい いいえ」というメッセージダイアログが出ます。ナビを外して着け直したわけですから当たり前なのですが‥‥。唯一のインターフェースであるタッチパネルが効かない状態でこのメッセージが出続けるということは、バックモニタとしてろくに使用できないということです。

ナビの修理中、コンビニの出入りなどでバックモニタの有り難みを実感していただけに、有るのに使えないというのは何とも歯がゆいです。

 

一方でandroid端末のナビ化も欠点がクローズアップされてきました。

◆ 欠点

・端末のGPSのみで位置を特定するため、精度が専用ナビより若干低く市街地ではルート変更の案内が後手に回ることもある。

・設置する場所が限られ、固定が不安定で走行に支障をきたす恐れもある。

・電源管理はタスクアプリで車のバッテリと連動するようにはしたが、不安定

・音楽アプリとナビアプリの両立が難しい(切り替えのスムーズさに欠ける)

など、やってみると色々と問題が出てくるものです。

 

以上、2点の理由で、けっきょく専用のナビに戻すことにしました。

 

しかし、元のナビを修理するのではなく、中古のナビを自分で換装することにしました。

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まず今あるナビが付いているパネルを外してみました。

複数のネット情報によって、パネルの形状も、メーカーオプションナビか、ディーラーオプションナビか、によって変化することも知りました(というかナビの形状に合わせてパネルを交換している)。

外してみて付け替えることができそうだという実感を持ちました。

次にナビ背後のコネクタ類の状態を調べました。

購入しようとするナビのコネクタ配置が同じか確認するためです。一から考えて結線するスキルは持ち合わせていないので、2つのナビを並べて一つ一つコネクタを同じ位置に移してしまおうという作戦です。同じ時期のナビならほぼ形態が同じであることも確認できました。まぁやってからわかりましたが、コネクタ形状は間違えにくいようにそれぞれ形が違ってましたから、多少違うナビでもできたかもしれません。ただ初めての換装でそんなリスクも負いたくなかったので。

ということで、換装へのシナリオが描けたので、オクで落札(即決、送料込み15000円)。

 

技術的にはパソコンのHDDの換装程度なのですが、何せ作業場所がないのと、夜間にやったことと、老眼で細かい部分が見えないこと、などの理由でけっこう手間取りました。基本作業に1時間あまり、そのあとナビやバックモニタの設定に30分程度。

最初、自宅まわりを一周したら東西南北が真逆になっていたり、VICS情報が入らなかったり(夜間のためでした)、戸惑いました。

 

現在、何不自由なくナビもバックモニタも使えるようになりました。もちろんCD-Rからの曲も流れます。これにて一件落着。

パネルの外し方、コネクタ類の情報などネットの情報はたいへん助かりました。情報がなければ、やろうとは思わなかったでしょう。

今回の騒動で、車の電装関係のスキル向上とandroidのタスク関係を中心に理解が進んだことは、自分では良かったかな、と。

androidへの投資は‥‥無駄になりましたが、旅行などの際に最新の地図が使えるので、まぁ良し。

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