連休を2日を使って西宮・芦屋地域を乗車してきた。

行程

1日目 西宮甲山西麓路線・レア路線乗車

阪急夙川駅ー鷲林寺南口-(徒歩)-剣山バス停-(徒歩)-鷲林寺南口ー(阪神バス・西宮甲山高校前経由)ー甲山霊園前

甲山霊園前ー[6系統]ーJR西宮駅ー阪急西宮北口駅ー[52系統]ー阪急西宮北口駅ー[51系統]ーJR甲子園口駅ー阪急仁川駅ー阪急逆瀬川駅

 

2日目 西宮甲山西麓路線続き・レア系統乗車・芦屋市内線の大半を乗車

苦楽園口-(徒歩)-獅子ヶ口ー(阪神バス)ー鷲林寺南口-(徒歩)-剣谷ー[3系統]ーJRさくら夙川駅

-(徒歩)-阪神西宮駅ー(阪神バス)ー満字谷ー(阪神バス)ー甲山高校前-(徒歩)-鷲林寺ー[7系統]ー阪急西宮北口駅ー(電車)ー

阪急芦屋川駅ー[6系統・苦楽園地域循環〕ー阪急芦屋川駅ー〔9系統・芦屋病院循環]ー阪急芦屋川駅

阪急芦屋川駅ー[13系統・阪神打出駅・シーサイドセンター経由]ー芦屋川営業所ー[5系統]ー阪急夙川駅

 

一日目

スタートは阪急夙川駅。甲山の西側山麓の路線に乗りに行く。image

阪急の甲陽線の西側の谷筋を走るこの路線は夙川駅と甲山霊園前を結ぶラインで、途中には北山緑化植物園、苦楽園などの高級住宅街、お受験で有名な甲陽学院やアニメ「涼宮ハルヒの…」の聖地として有名な西宮北高校がある。

 この日は西宮北高校のオープンスクールがあるということでけっこうな乗車率だった。しかも中学生とは思えない客層で、学校付近ではタクシーを使ってきた4人組もいた。あとから分かったことだが、この日のオープンスクールは、通常の中学生向けのものでは無く、アニメファン向けのものらしい。この日限定のイベントで申し込み枠がすぐに埋まったとのこと。そんな日に巡り会ってしまった。

 さてこの路線、基本ルート以外に、早朝に一便しか運行が無い「剣谷」支線があったり、休日の朝に一本しか運行が無い系統が2つもあったり、平日しか運行が無い「西宮甲山高校」バス停ルートがあったりと、実は乗り潰し困難な路線である。

第1便 阪急夙川駅 8:25発、甲山霊園前行き 鷲林寺南口まで

 一日1便しかバスが発車しない剣谷というバス停がある。そのバス停の最寄りの鷲林寺南口バス停まで乗車。バス停の最寄りのバス停というのもおかしな言い方だが、剣谷バス停に行くバスが無いのだからしかたがない。ちなみに4年前までは夜に剣谷に向かうバスがあった。

剣谷バス停はメインルート上にある鷲林寺南口バス停から200mほどしか離れていない。このバス停に存在意義があるとも思えないが、単に路線免許をキープしたいだけなのだろうか。それとも周囲は超が付く高級住宅街であり、この路線の起源に関する何か取り決めのようなものがあるのだろうか。

 今回、徒歩で訪れたのは、この剣谷バス停から乗車することを「諦めていた」からだ。夙川駅から始発のバスに乗っても間に合わない時刻設定(平日0637発・休日0705発)である。このバス停からに乗車するためには、麓から歩くかタクシーで間に合うように行くしかないのだが、遊びの乗り潰しにそこまでする価値も感じられず、放っておけば勝手に廃止になるかも…などと考えていた。だから今回はバス停の姿だけでもカメラに収めようという目的での行程である。

 鷲林寺南町集落は豪邸が並んでいる。おそらく宅地は200坪は下らないだろう(大きすぎて見当が付かない)。そして宅地間の道路幅が広いのも特徴だ。下町のペンシルハウスなら収まってしまうくらい広い。ちなみにこの山手にある超高級住宅街である芦屋ハイランドを訪れたことがあるが、そこに負けず劣らずである。

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剣谷集落 メインストリート 桜の紅葉もおわりごろ 夫婦池

  集落にある池を一周する形で鷲林寺南口バス停に戻ってきた。ここで阪神バスのバス停もあることに気づく。そしてここで大きな発見が二つあった。一つは、阪神バスなら剣谷発のバスに間に合うこと。もう一つは阪急バスは平日にしか運用の無い西宮甲山高校前に立ち寄る路線が、休日にも運行されていることだ。これで西宮地区の未乗案件が一気に解決できる見通しが立った。幸い翌日も休日で、休日限定の系統が2つあることもあって、二日続けてこの地域を訪れることが決定した。

第2便 鷲林寺南口 9:00発、(阪神バス)森林公園経由鷲林寺線循環 甲山霊園前まで

 9:03ごろバス停に戻ってきたのだが、9:00発の阪神バスが遅れてやってきたので、こちらに乗車する。先述のように西宮甲山高校前を経由するので、阪神バスであろうと西宮甲山高校前ルートは乗車したことにする(というユルい設定でやっている)。次の甲山霊園前まで乗車。

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甲山霊園の紅葉    

第3便 甲山霊園前 9:24発、JR西宮駅行き 終点まで

 さて西宮地区のレアバスのひとつ6系統に乗車する。往路をそのまま辿り、阪急夙川駅からは、国道夙川・阪神香櫨園前・川東町・宮前町と、休日に一本しかバスが停車しないバス停を通過していく(当然のごとく乗下車客もいない)。

第4便 JR西宮駅 10:13発、阪急西宮北口駅行き 終点まで

 次なるバス路線網の起点である阪急西宮北口駅へ移動。

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西宮北口駅南東部 本線から今津南線への渡り 西宮北口駅バスターミナル

第5便 image阪急西宮北口駅 10:50発、西宮中央病院前経由(循環)阪急西宮北口駅行き 終点まで

 西宮中央病院前を経由するバス系統が2つあるため、両方乗ることに。[52系統]は、まず東にあるJR甲子園口駅に向かい、そこから北に向かって西宮中央病院前へ。1時間足らずで阪急西宮北口駅へ戻る。

第6便 阪急西宮北口駅 11:50発、西宮中央病院前経由 JR甲子園口駅行き 終点まで

 次の[51系統]は、まず北に向かい西宮中央病院前を経由して、門前町南バス停を通り、JR甲子園口駅へ戻るルート。門前町南バス停だけが[51系統]にだけ存在するバス停なので、これは律儀に乗りに行く。しかし下車/乗車ともなくあっさり通過した。50分ほどでJR甲子園口駅に到着。これにて西宮東地区は完乗である。路線図を見るとややこしく見えるが、起点をしっかり見極めたら攻略は簡単であった。

 

 さてちょうどお昼時だったので、ちかくのお肉屋さんの店頭で立ち食い。コロッケとミンチカツを食す。店頭で揚げたてを食べるというのは、50年以上前、母と買い物に行った市場の出入口にあった露店での体験を思い出す。

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お年寄り夫婦が営業 コロッケとミンチカツ ラード多めだがまぁ旨い

第7便 JR甲子園口駅 13:02発、阪急仁川駅行き 終点まで

 西宮から宝塚方面へ。ここも未乗区間があったので、この機会に乗る。

 少し前、深夜にここを通った記憶が蘇る。7月の旅でトラブルで特急が御坊駅で運休となってしまい、日根野駅から深夜タクシーで振り替えてもらったことがあった。その際にお客さんを順番に下ろしていった過程である。運転士さんは土地勘がないため、私がタブレットでナビ役を務めたのだ。バスはそのルートで171号線まで出て、ここからは仁川駅へ向かうためそのまま北進である。終点間際に競馬場があり、前日のWOO集会で中央競馬の話をしていたのだが、この日は開催はなかったようだ。 

第8便 阪急仁川駅 13:33発、阪急逆瀬側駅行き 終点まで

 いったん仁川駅で降りたものの、そのバスがそのまま逆瀬川行きに変身。以前、JR中山寺駅から阪急仁川駅まで乗ったバスが、そのまま循環バスになった事を思い出す。私は定期券で乗車しているので、何も問題ないが、続けて乗る人にとっては路線を分けないでほしいことだろう。image

 逆瀬川からは中山寺方面へ乗り継ぎを画策していたが、1~2分ほどの差で乗れないことは分かっていた。そこで手前の伊孑志(いそし)バス停で降りて反対向きのバスに乗り継ごうと考えていた。しかし反対車線にバスの姿が見えない。けっきょく降りることなく、そのまま逆瀬川駅に着いてしまった。実は中山寺方面に向かうバス路線は違う道路なのである。つまり反対向きの伊孑志バス停は、完全に離れた場所にあるということ。以前乗ったことがあるのだが気づかなかった。しかし、同じバス停名で違う場所にあるのはややこしいのでバス停名を違うものにしてほしいところだ。

 逆瀬川駅からは阪急電車にて帰路についた。

 一日目終わり。

 

二日目  image

スタートは阪急苦楽園口駅。昨日気づいた剣谷始発のバスに乗るため、阪神バスの獅子ヶ口停留所へ向かう。乗車するバスは阪神西宮駅をスタートして、甲山霊園前・県立甲山森林公園前を通る西宮駅に戻る循環路線である。この路線は経路図を見ると一方通行の部分がある。バス路線としては狭い住宅地内の生活道路を通るためだろうか。

苦楽園口駅から獅子ヶ口バス停まで約650m、時間は10分。場所が分かっていてもけっこうぎりぎりの位置だ。

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苦楽園口駅からスタート まだ暗い なんとか乗車できた

  夜明け前で薄暗い中、ぐぐる様の地図を元にバス停を探したが見つからない。同じ場所を行きすぎて戻って戻りすぎて…どう見てもバス停が見つからないのだ。もう1・2分でバスが来る時刻である。早起きしてやってきたのに…初手から躓くわけには行かない。

切羽詰まって歩いてきたサラリーマン風の方に訪ねてみた。

image「あれ、ですかね、私もどうしてあんな場所にバス停があるのか不思議だったんです」てな言葉とともに、大通りに接続する生活道路の方を指さしてくれた。確かにあった。お礼を言って小走りにバス停に。ほどなくバスが到着。そっか!確かに阪神バスの経路を調べていたとき、東の住宅街を通ってくることは知っていた。バス停はてっきり大通りにあるのだと思っていたが、ぐぐる様の表示を盲信したのが過ちだった。

ちなみに図のAがぐぐる様の示す位置で、このあたりを彷徨した(実際は★あたりにあった)。そしてBは阪神バスの反対向き循環のバス停、Cは次に止まる獅子ヶ口北バス停、そしてCと同じ位置にあるDは阪急バスの獅子ヶ口バス停である。同じ位置に違うバス会社の違う名前のバス停、これはややこしすぎる。

早朝からけっこう心臓がばくばくする経験をしたものの、なんとか予定通りのバスに乗車することができた。 

第1便 (阪神)獅子ヶ口 6:40発、鷲林寺循環(西回り) 鷲林寺南口まで

 剣谷バス停最寄りの鷲林寺南口バス停で下車。時間にゆとりがあるので、昨日とは違うルートで鷲林寺南町を散策しながら剣谷バス停へ。

第2便 剣谷 7:05発、JRさくら夙川駅行き 終点まで

 諦めていた剣谷からの[3系統]乗車である。当然乗客は私だけである。あとで分かるが、ここから乗る乗客は本当にめずらしいようだ。

達成感に浸るまもなく、メインルートに出て鷲林寺南口バス停をあっさり通過。麓へ戻っていく。阪急夙川駅を通って、街中を終点・JRさくら夙川駅まで。

さて、ここで驚くべき事態。なんと下車後、しばらくしてバスの運転士さんに話しかけられたのだ。

「お客さん、山の人ですか?」はじめ意味が分からなかったが、どうやら山中のバス停から乗るのはかなりレアな客で、「あの住宅街の住民なのか」という意味らしい。否定して単に趣味でバスに乗っていることを告げると、どうやって剣谷まで来たのかと問われる。阪神バスで来たというと、そうか!という感じで「阪神バスは早い時刻の便があるのですね、なるほど」それに続き、「昨日も西宮北口近辺の路線でお見かけしたので…」と続けてきた。循環バスの始発から終点まで乗っていたら、まぁ目立つわな。

「このあとはどちらに?」「このあと7系統に乗るんですよ~」「お客さん(系統番号まで)よくご存じで~私もこのあと(レアな)6系統に乗車するんです」「それ昨日乗ってきました~」完全にバス路線オタクの会話となってしまった。就業規則的にどうなのかは知らないけど、黙々とバスに乗るだけの旅路なので、とても愉快な気持ちになった。

この次は7系統に乗るため、山に戻ることになる。近くの阪神バスのバス停も調査済みだったが、時間があったので阪神西宮駅へ向かう。

第3便 阪神西宮 7:50発、山手線循環(西回り) 満池谷まで

 鷲林寺循環バスの10分前に出発するバスに乗って満池谷バス停で途中下車。わずかな時間だが、ため池と紅葉の撮影を行う。

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満池谷 越水浄水場  

  第4便 満池谷 8:09発、鷲林寺循環(西回り) 西宮甲山高校前まで

  朝乗った獅子ヶ口バス停を通過して、毎度の山行き路線へ。

 休日は阪神バスしか訪れてくれない西宮甲山高校前で下車する。この高校は2年後に西宮北高校と統合して西宮苦楽園高校になることが決定している。そして統合先は西宮北高校の敷地であるので、体の良い廃校である。メインルートから山手へ飛び地のような位置にあるため、統合後はもしかしたらバス停も無くなるかもしれない。バス停の施設を撮影して、メインルートの鷲林寺バス停へ向かう。

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西宮甲山高校前 甲山 途中で見た柿の実(渋柿)

 第5便 鷲林寺 8:57発、阪急西宮北口駅行き 終点まで

 この地域のレア路線・最後の[7系統]である。この系統は阪急夙川駅を過ぎると、東にある西宮北口へ最短で進むルートである。江上町・中殿北公園と、休日に一本しかバスが停車しないバス停を通過していく(昨日に引き続き当然のごとく乗下車客もいない)。

この乗車で阪急夙川駅を中心とする西宮西部の区間は完乗である。

 

阪急電車で阪急芦屋川駅へ向かう。

image次は芦屋市内線である。右の路線図を見てほしいが、とにかく複雑に見える。北西の芦屋病院前・北東の苦楽園あたりは循環路線だろうが、それに枝葉のようなコースもあり難解である。系統番号は色分けされているが、他の系統に変化するようにグラデーションになっている部分も見受けられる。理解が追いつかない。

 さらに南部はいったいどうなっているのか?結節点となる停留所が多すぎる。阪急のHPでは路線図以外に時刻表も閲覧できるが、これを見ても理解できない。

もう乗ってみるしかない。とにかく阪急芦屋川駅をハブであるバス停と定め、とにかく乗れる路線に乗ってみることにする。

 第6便 阪急芦屋川駅 9:59発、苦楽園循環 終点まで

  芦屋川駅を降りると、鉄道と直交する形の芦屋川に沿ってバス停が並んでいる。それぞれ行先ごとに簡易路線図があり、ひとつひとつはシンプルである。ようやく全体像がイメージできた。これを無理に統合すると図のような難解な路線図になるのだろう。

 まずは北東の苦楽園方面からである。[6系統]に乗ることで、路線図右上の苦楽園循環の中央下に張り出した部分を乗車できる。右下の阪急夙川に向かう部分は最後に乗ることにする。

 もう一つのハブであるJR芦屋駅を通って、山手に向かい高度を上げる。これまでの山の中を走る鷲林寺路線と違い、眺望が素晴らしいお屋敷街の中を対向車両に道を譲りながらゆっくりと走る。

麓に降りて、再びJR芦屋駅に停まり、芦屋川の東側を北上して、駅の北側で転回し、元の阪急芦屋川駅バス停に戻る。

 第7便 阪急芦屋川駅 10:49発、芦屋病院前循環 終点まで

 次は北西の芦屋病院前方面である。[9系統]に乗る。路線図左上の一部が乗れないが、またの機会とする。

 この路線もJR芦屋駅を経由して、山手へ上っていく。苦楽園よりは新しいのか道が広いが、東側・六麓荘の麓あたりは道が狭く、対向に苦労する。

 これまたJR芦屋駅を経由して阪急芦屋川駅へ戻ってくる。芦屋川駅がハブになるとの読みは正解だった。

第8便 阪急芦屋川駅 11:37発、阪神打出駅・シーサイドセンター経由芦屋浜営業所前行き 終点まで

 南転して次は浜地区に向かう。〔13系統〕は路線図南側の時計回りに進んで、阪神打出駅・新浜町・シーサイドセンターを通り芦屋浜営業所前まで。埋め立て地に作った人工的で開放的な街並みを進む。この旅で初めて海を見た。

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芦屋川    

第9便 芦屋浜営業所前 12:21発、汐見橋・阪神芦屋駅・阪急芦屋川駅・苦楽園経由 阪急夙川駅行き 終点まで

 芦屋浜営業所もバス停が3カ所に分かれているので注意が必要である。地元の方は分かっているのだろうが案内が無いことは不親切に思える。

 いよいよこの日のラスト・ロングラン[5系統]に乗る。路線図の南側中央部から、南西端を時計回りにまわり、阪急芦屋川駅からは北東の苦楽園ルート(ただし前回のルートとは逆の時計回りルート)で、阪急夙川駅へ戻る。芦屋市内線は一部を残しているが、まぁほぼ乗ったと言えるだろう。

 最後は阪急で西宮北口へ向かい、前日から目をつけていた居酒屋でこの旅をかるーく打ち上げた。

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